北海道の層雲峡(そううんきょう)で、2024年1月27日(土)から3月17日(日)まで、巨大な氷の造形物やオブジェがライトアップされる氷瀑(ひょうばく)まつりが開催されます。
北海道の冬を代表するイベントで、メインの氷の像は圧巻の大きさ。夜には花火が打ち上げられる日もありますよ。
写真:七色のライトに照らされる氷の建物やオブジェが並ぶ
さっぽろ雪まつり、旭川冬まつりと肩を並べる、層雲峡温泉の氷瀑まつり
1月・2月の平均最低気温は氷点下14度、氷点下20度を下回る日もある、層雲峡温泉の氷瀑まつり。複雑な氷結の肌合いは、ライトアップされると神秘的な陰影を生みだします。
写真:照明にきらめく、氷のすべり台(以前開催時の様子)
また、今年も、子供に人気のゴムチューブの滑り台チューブスライダーが登場。15分間500円でレンタルできますよ。これは子供だけじゃなく、大人も試してみてほしい遊び。風を切る爽快感が、クセになるんです!
写真:凍てつく夜にひらく火の花
「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)のお膝元、層雲峡温泉
層雲峡は、北海道の中央にある大雪山連峰のひとつ、黒岳の麓の温泉です。
写真:雪に覆われた雄姿をみせる、大雪山系の黒岳
近くの石狩岳から発する石狩川は、旭川を抱える上川盆地、札幌が広がる石狩平野を流れ、石狩湾から海にそそぐ大きな河。
その石狩川の1万平方メートルにも及ぶ広大な河川敷で、冬の厳寒期に行われるのが、層雲峡温泉の氷瀑まつり。さっぽろ雪まつり、旭川冬まつりと並ぶ、北海道・冬の三大まつりのひとつです。
日本夜景遺産に認定された、美しいライトアップの秘密
層雲峡氷瀑まつりは、さっぽろホワイトイルミネーションや小樽運河などと並び、ライトアップ夜景遺産に認定されました。認定に至ったその魅力は、やはり照明にきらめく巨大な氷のオブジェでしょう。
さっぽろ雪まつりや旭川冬まつりでも、巨大な雪像は見られます。しかしこれらは、雪を積み、形を削り出して作られたもの。対して層雲峡では、水を骨組みに吹きつけて、巨大な氷の造形物やオブジェをつくりあげるのです。
写真:つららを垂らしながら形づくられていく
こうしてつくられた氷の造形物は、1~2週間足らずの会期後にすぐ壊される札幌や旭川の雪像とは異なり、厳しい寒さの中で2ヶ月近くを耐え抜きます。
街とは一味ちがう、ダイナミックな空間で楽しめる、層雲峡の氷瀑まつり。全身でたっぷりと楽しみたいですね!
(情報更新・編集:hotspring727 2024年1月)
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