昭和23年創業の温泉銭湯・益の湯が、平成最後の年に COCOFURO(ココフロ)ますの湯として生まれ変わりました!
大田区名物の黒湯と無料サウナはそのままに、さら湯が高濃度炭酸泉にチェンジ。
くつろいだ休日の居心地の良さと、仕事の前後にもひとっ風呂浴びられるような使い勝手の良さを併せもつ、デザイナーズ銭湯にリニューアルしました♪
駅から徒歩1分以内、営業時間は早朝6時から深夜24時まで!
五反田駅から蒲田駅に向かう東急電鉄池上線に乗り、10駅目。
久が原駅から徒歩1分以内をうたう好立地に、リニューアルオープンしたCOCOFURO(ココフロ)ますの湯はあります。
ホームから覗き見ると、窓越しにますの湯の白いのれんが見えるその近さは、まさに駅前の銭湯。改札をでて右を向くと、すぐ先に建物がみえるのです。
営業時間は、6時から24時まで。ちょっと足をのばせば、仕事前・仕事帰りに気兼ねなく立ち寄れそうですね。
手ぶらでぷらりとひとっ風呂
ますの湯は、ビルの一階にあります。玄関は少し奥まっていますが、入り口に置き看板があるので見落とすことはないでしょう。
山から煙突が出ている、かわいいイラストの描かれたのれんをくぐると、靴の脱ぎ履きがしやすいようにとの心遣いからか、小さな椅子が置かれています。
清潔感のある入り口。ロゴの山に立つ煙突が可愛らしい
まずは券売機でチケットを買いましょう。手ぶらなら、タオルレンタルも忘れずに。もちろん、ますの湯オリジナルタオルもありますよ!
引き戸を開けると、正面には柔らかな色あいの木のフローリングに白い壁、清潔感があるロビー。右手の番台で、チケットを渡して入館し、奥ののれんをくぐります。
清潔感のある脱衣場は、使いやすさ◎
脱衣場のフロアは木質のフローリングで、さらりとした肌触り。さりげなく置かれた曲木のスツールが、スタイリッシュです。
ロッカーは、男女ともに52個あり、混雑時でも余裕をもって利用できそう。大きめサイズのロッカーにはハンガーが用意され、しわをつけたくない服を吊るせるので安心です。
トイレも広めでゆったり。幼い子供連れにはうれしいおむつ交換台は、男女どちらの脱衣場にも設置されています。
大田区名物の黒湯と高濃度炭酸泉のコラボ
さて、それでは浴室へ。
全体に落ち着いたグレイッシュトーン。天井の木の色が、柔らかみを添えています。
奥には約42~43℃のかけ流し黒湯と、38~38℃程度に調整された高濃度炭酸泉の浴槽が並びます。黒湯には肌がしっとりする効果があると言われ、ぬるめの高濃度炭酸泉は、身体を芯から温めてくれます。
浴槽脇のこぶりなサウナは、100℃前後の設定。なんと無料で利用できる太っ腹ぶり!
機能的で気持ちよく使える「デザイナーズ銭湯」
浴槽手前、中央で左右に仕切られた片側は、体を洗うスペース。用意されているボディソープとリンスインシャンプーは、ますの湯のオリジナルラベルなのもポイント。
仕切りの反対側には、湯上りに休めるベンチがおかれたスペースと、約18℃の黒湯を源泉で味わえる一人用の壺湯。そして出入り口近くにはシャワーブースが用意され、湯上りの身体をさっと流せるようになっています。
カランスペースで体を洗い、お風呂にざぶり、サウナでむんむん。反対のスペースで休憩したり、冷泉でを冷ましてから、シャワーで汗を流して脱衣場へ……。決して広いスペースではないけれど、導線がよく、みんなが気持ちよく使える機能的な浴室となっているのが特長です。
デザイナーズ銭湯というと、奇抜さや斬新さを追求しているイメージだったのですが、このお風呂は入浴する人の心地よさを追求したのかな、という印象でした。
12箇所あるカランスペースは、混んでいるときでもゆったりと身体を流せる
湯上りに、生ビール片手に漫画本の贅沢
お風呂上がりのカウンターでは、身体に嬉しい水やお茶、清涼飲料水から、缶チューハイやアルコールフリーのビールの販売もあります。おつまみやカップ麺、そして生ビールまで!
ロビーにはジャズが流れ、ゆったりとしたソファータイプの椅子が12脚ほど並びます。約1000冊もあるという漫画のタイトルは、
キングダム、JIN、宇宙兄弟、黒子のバスケ、ワンピース、夏目友人帳君に届け……など、人気の連載モノが多数。
休日の湯上りにソファーでくつろぎながら、生ビール片手に漫画を読み耽るなんて、とても贅沢。ゆっくり入浴派の連れを待つ時にも、これなら退屈せずに済みそうですね。
ゆったりしたソファーでくつろいでいたら、うたたねしてしまいそう
スーパー銭湯以上にコスパの高い満足感
こぶりながら、スーパー銭湯並みに充実したデザイナーズ銭湯「COCOFURO(ココフロ)ますの湯」。
料金は、大人460円、小学生180円、未就学児80円ときたら、家族4人、手ぶらで入浴しても、スーパー銭湯の大人1人分の料金でお釣りがでちゃいそう!
電車に乗っても行く価値のある、素敵な銭湯がまた一つ、東京に生まれました♪
(まとめ・文:なかおかともみ)