【東京天然温泉】山手線巣鴨駅から徒歩10分の場所にひっそりと佇む「東京染井温泉SAKURA」。大人の隠れ家というコンセプト通り、ここでは毎日の忙しさを忘れて本格的な天然温泉を楽しむことができるんです。駅からは無料のシャトルバスも出ています。
到着すると鮮やかな緑の庭園が出迎えてくれます。ロビーはまるで高級旅館を思わせる雰囲気です。
お土産も充実していて、お風呂用品やおつまみ、ここでしか買えないSAKURAオリジナル黒糖饅頭を買うこともできます。
「東京染井温泉」は、都内では珍しい無色透明な天然温泉。
はるか一千万年前、人類が生まれるよりもずっと前の地球から組み上げられたお湯で、空気に触れて浴槽に注がれると透明から琥珀色に変わるなんとも不思議な温泉です。
大浴場に入った途端、ふんわりと檜の香りに包まれます。カランは黒を基調とし、お風呂全体の大部分で木が使われ、シックで落ち着いた雰囲気を味わえます。
それぞれのお風呂に付けられている名前にも注目です。実はここ巣鴨はソメイヨシノ発祥の地。このことから全てのお風呂に桜にちなんだ可愛らしい名前がつけられています。
まず一番に目にするのが山桜桃の湯(男性浴場では大和桜の湯)、大きな檜に囲われた天然温泉です。38℃のぬる湯でずっと浸かっていたくなる温かさです。
内湯にはテレビ付き立ちジェットバスや、寝湯もあります。
露天風呂は東京にいるとは思えない開放感。
まず若桜の湯(男性浴場では朝桜の湯)。真っ白なシルキーバスで、その名の通りお湯から上がると肌がすべすべに輝いて若返ったようです。
細かいミクロな泡が身体に付着して毛穴の奥まで入り込み、全身をトリートメントしてくれます。
岩に囲まれた夜桜の湯、桜王の湯でも琥珀色に輝く天然温泉を楽しめます。
昼間の青空を眺めながら入る温泉もいいですが、夜の照明が灯った露天風呂もおすすめ。夏の涼しい夜風にあたりながら温泉に浸かり、静かで贅沢なひと時を過ごせます。まさに大人の隠れ家です。
「東京染井温泉SAKURA」で天然温泉に劣らず人気なのが、サウナです。
なかなか見かけないスタジアムサウナでなんと全部で6段!その広々とした空間に気分も上がります。
高低差があるのでサウナ初心者の方は下段から、上級者の方は温度の高い上段で、それぞれ自分の好みの熱さを見つけられます。
女性専用のミストサウナは40℃と熱すぎず、じっくり汗をかける温度。
湿度がかなり高く大粒のミストが雨のように降りかかってきます。汗と一緒に余分なものが洗い流されるようで、身も心もリフレッシュできました。
なんとここ「東京染井温泉SAKURA」では、パワーストーンとしても有名な天照石を一枚岩で贅沢に使用した岩盤浴を体験できるんです。
天照石は九州で発掘されるミネラル豊富な石で、身体が本来持っている治癒力を引き出す力があると言われています。
天然石の中でも最も臨床効果が高く細胞の活性化や免疫力の向上が期待できます。こんなに贅沢に天然石を使用した岩盤浴を体験できるのは都内ではここだけではないでしょうか。室内は爽やかなユーカリのアロマが炊かれた清涼感あふれる空間。目を瞑ると森林の中でマイナスイオンを浴びているような気分になります。
岩盤浴は3名さま限定で1回25分の時間制なので予約が必要です。
温泉を満喫した後は、お食事処へ。庭園が見える窓際の席がおすすめです。
「東京染井温泉SAKURA」のメニューは豊富で、和食だけでなくイタリアンやデザート、京都直送の冷たい生甘酒などもあります。
スタッフさんに聞いたところ、女性には塩海鮮あんかけ焼きそば、男性にはとんかつ御膳が人気だそう。
今回は新作の韓国冷麺をいただきました。お皿までキンキンに冷えて湯上がりにぴったり。お好みでお酢をかけて食べます。
デザートにはSAKURAクリームあんみつをいただきました。お食事処だけでも利用したいくらい、かなり本格的でお腹も満たされます。
天然温泉と食事を楽しんだ後は2階のリラクゼーションスペースでひと休みできます。
談話室は畳仕様で和の落ち着いた雰囲気。囲炉裏があり、部屋全体がほろ苦い抹茶の香りに包まれています。
また「染井温泉SAKURA」では、毎週月曜日と木曜日にアロマ水を使ったロウリュイベント、水曜日には替わり湯を行っています。6月はレモンの湯が人気でした。過去にはビール風呂や岩下の新生姜風呂などもあったそうです。これからどんなお風呂が現れるか楽しみです。
山手線巣鴨駅から徒歩圏内の天然温泉。疲れた仕事帰りにふらっと立ち寄るのもいいですね。高級旅館のような空間で贅沢な大人のひとときを過ごしてみてください。
(取材・文: matsumoto、編集:Vermiliおん)