諏訪湖イルミネーション
https://www.suwakanko.jp/news/諏訪湖イルミネーションイルミネーション開催期間 :2022年11月19日(土)~2023年2月28日(火)
イルミネーション点灯時間:17:00~21:30
場所 諏訪市 諏訪湖畔公園 *野外音楽堂付近から湖畔公園足湯付近まで
開催場所:長野県諏訪市上川 上諏訪温泉 GoogleMAP
問合せ:諏訪湖温泉旅館協同組合
TEL:0266-52-7155
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長野県諏訪湖では、凍った湖面による神秘的な冬の自然現象「御神渡り(おみわたり)」が見られます。今年は1月26日に諏訪湖の全面結氷宣言が出されました。5シーズンぶりの「御神渡り」が期待されています!
最近でも2018年は2月1日から出現して全国ニュースで報じられるほど話題となりました!また、諏訪湖のほとりでは2023年2月28日(火)までイルミネーションイベントも開催中ですよ。
さて、諏訪湖の有名な冬の風物詩をご存知でしょうか。
湖が全面氷結し、昼と夜の温度差によって氷が収縮、膨張することによって氷が表面を割って山脈のようにせり上がる現象「御神渡り」です。
最も冷え込む時期にだけ見られる神々しいその現象を見るのを楽しみにしている人も多いことでしょう。
そもそもこの「御神渡り」、語源は何だと思いますか?
諏訪湖のほとりにある諏訪大社が、上社と下社に分かれていて、上社には男神が、下社には女神が祀られています。そしてこの「御神渡り」は上社の男神が下社の女神に会うために諏訪湖の上を通った跡という意味なんですね。
ロマンチックな伝説ですが、この神様の足跡、諏訪市小和田の八剱神社の神官が出現した日を記録しているそうです。
さらにその亀裂の入り方を過去の記録と照らし合わせて農作物の豊作・凶作を占い、世相を予想する行事が行われているとか。歴史ある神事にもなっているのですね!
ただこのお話にもいくつかのバージョンがあり、もっと古い話になると、御神渡りはなんと大蛇が通った跡だと言われていていました。原始信仰においては諏訪明神は蛇の神様だとされていたのですね。その起源は古く、縄文時代までさかのぼるそうです。
近年の温暖化の影響か、2013年からしばらくこの御神渡りは見られませんでしたが、2018年は5年ぶりにその神秘的な姿を現しました!
御神渡りができるためには、諏訪湖の全面氷結、そして氷の厚みも必要。今年もすでに御神渡りの判定のため、湖の観測が行われています。
御神渡りを見る場所としては、原田泰治美術館の前あたりか、下諏訪の赤砂崎と呼ばれる場所がおすすめです。
御神渡りが現れる諏訪湖のほとりにあるのが上諏訪温泉。大正ロマン漂う日本最古の温泉施設があったり、諏訪湖畔、足湯のある駅構内など町中が温泉にあふれています。
1日15,000キロリットルの湧出量は全国有数で、かつては地面を掘れば温泉が沸いたとの逸話も残っているんだそう。
諏訪湖畔公園では、今年も2023年2月28日(火)まで、湖畔に立つ樹木をLED電球でライトアップするイルミネーションイベントを実施中。
野外音楽堂付近から湖畔公園足湯付近まで、旅館の灯りと並木のイルミネーションに囲まれて走る湖岸通りは、とても幻想的な風景。
御神渡りに期待しつつ、冬の諏訪湖畔の美しさと温泉を堪能するのもいいですね。
年のはじめに神秘的な御神渡りを目撃したら、なんだかその年はいいことが起こりそうな予感がしますね!
(まとめ・文:mashiro 情報更新:2023年1月 Vermiliおん)