「じゅんさい」を見たこと、食べたことはありますか?
「じゅんさい」は、沼や池に自生するスイレン科の水草の一種で、独特のぬめりとつるっとした食感が特徴です。茎から出てくる若芽を摘み採って食します。秋田県三種町では、その貴重なじゅんさいを自ら採る、じゅんさいの摘み採り体験ができるのです。
写真:これがじゅんさいです
じゅんさいの里、三種町!
町内に点在しているじゅんさい沼には地下から水が湧き出ており、白神山地からは伏流水が流れ込んできます。その水とともに豊富な栄養が運ばれ、豊かな自然環境の中で質の良いじゅんさいが育まれており、日本各地に出荷されています。
写真:豊かな自然に恵まれた沼で収穫します
5~8月の間、町内のじゅんさい沼では農家さんの指導のもと、じゅんさいの摘み採り体験ができます。水深50~60㎝の沼で専用の小舟に乗り、棒で小舟の舵を取りながら摘み採りを行います。摘み採ったものは持ちかえりが可能です。
写真:専用の小舟に乗って摘み採ります
秋田県では、じゅんさいの郷土料理がいろいろあります。
わさび醤油で食べたり、上品にお吸い物にも。また、じゅんさい鍋にしてたっぷりと食べたり…。ほかにも天ぷらや酢の物など、ヘルシーでおいしい!
写真:たっぷり食べるならじゅんさい鍋
町内の「砂丘温泉ゆめろん」内の「レストランきらめき」、「さくら亭」「お食事処 花河童(じゅんさいの館)」などでも食べることができます(季節ものになるので要問合せ)。
写真:(左)素材が生きるじゅんさいのワサビしょう油和え(右)上品にお吸い物に!
近くには、1957年に石油採掘中の田んぼの中から突然湧き出したという森岳温泉があります。この温泉は長い間、秋田の奥座敷として親しまれてきました。無色透明、弱アルカリ性で「とてもしょっぱい温泉」として有名です。泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉(泉温58.6℃)で、浴用の適応症としてはきりきずややけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など。飲用の適応症としては慢性消化器病、慢性便秘など。
森岳温泉郷には、宿泊施設や飲食店が多数軒あり、それぞれに趣向を凝らしているので、1泊宿泊してゆっくりとじゅんさいに触れるのもいいですね!
写真:沼の水深は50~60㎝なので安心
収穫体験期間にはユニークな催し物もあります。6月16日(日)には、10時からじゅんさいの館で「じゅんさい旬まつり」を開催。なんと、流しそうめんならぬ、流しじゅんさいが行われます。また、6月30日(日)には「第6回世界じゅんさい摘み採り選手権大会」を開催。1時間でどれだけ多くのじゅんさいを摘み採れるかを競うもの。今年の参加受付は締め切りましたが、この楽しいイベントを見物するのも楽しいかも!
(まとめ・文:吉川)
<AD>
生じゅんさい1kg 比内地鶏スープと特製ゆずタレ付き
三種町のふるさと納税品。美味しいスープで夏の高級食材をつるりとどうぞ。
Ads by:Rakuten
三種町に最寄りの温泉・森岳温泉のホテル旅館一覧
写真は森山館のじゅんさい鍋
Ads by:RakutenTravel
これも秋田名物・沖獲り子持ハタハタ
脂がのったハタハタはブリコ(卵)のプチプチ食感がたまらない!天然塩「白神の塩」を使用した絶品、魚卵好きにおすすめ
Ads by:Rakuten