熊本県北に位置する玉名市。九州新幹線の新玉名駅から車で10分ほど走ると、まるで江戸時代にタイムスリップしたような、古い街並みが広がります。2019年の大河ドラマ「いだてん」の主人公の一人「金栗四三」ゆかりの地でもあります。
ここで有名なのが花しょうぶ。もっとも美しい5月末から6月にかけて、「高瀬裏川花しょうぶまつり」が開催されます(※高瀬裏川花しょうぶまつりの「高」はハシゴ高)。

もともと高瀬界隈は米などの物流港として栄えました。高瀬裏川には、重要文化財にも指定されているめがね橋や、古い石垣が残っています。散策していると、大河ドラマ「いだてん」の中で登場したあのシーンに出会えるかも。
川沿いに咲く花しょうぶ、その数なんと約66,000本※といわれています!それらが風情ある川沿い約700mに渡って咲き誇る姿は大変風情あります。
オーソドックスな紫や白の清楚な花もあれば、めずらしい柄の花も。古い石垣と花しょうぶのコントラストは絵になりますね。
開花が待ち遠しい花しょうぶですが、開花情報が随時、UPされているので、満開もチェックできます。2023年の開花状況は、5月10日にはつぼみが確認され、5月15日にはちらほら咲いている花もあるようです。

写真:めがね橋との対比も美しい
まつり期間中は、日没から22時までライトアップもされ、さらに幻想的な光景が楽しめます。5月27日にはメインイベントとして、花しょうぶコンサートや、お茶がいただける野点や高瀬市など、さまざまなイベントも催されていますよ。

写真:ライトアップされて初夏の夜を幻想的に彩る
最終日の6月3日(土)にはグルメ屋台やキッチンカーが登場する「高瀬夜楽彩Vol.2~花しょうぶまつりファイナル!花みち感謝祭&高瀬夜楽彩~」も開催されます。17時からはコンサートも行われるなど賑わいそうです。
白鷺が傷を癒した、歴史ある温泉と熊本ラーメンのルーツも!
しょうぶまつりの舞台である玉名には約1300年以上の歴史ある玉名温泉があります。神経痛などに効能があり、湯冷めしにくい温泉です。
浴衣を着て湯めぐりをしたり、情緒ある街並みを散策したり。温泉の中心にある立願寺公園には、無料の足湯もあるので、疲れたらちょっと足湯で休憩するのもいいですね。

写真:玉名温泉の足湯
また、熊本ラーメンのルーツが玉名にあったことを知ってますか?
現在、有名な熊本ラーメンのいくつかのチェーン店も、もともと玉名ラーメンのスープ製法を継承して出店したと言われています。
濃厚な豚骨スープと焦がしにんにく、香りだけでも食欲をそそられますね!中細麺のしっかりとしたかみごたえも熊本ラーメンの特徴です。

写真:熊本ラーメンのルーツ、玉名ラーメン
そのルーツである玉名ラーメン、しょうぶを見に訪れたらぜひ本場で味わいたいご当地グルメですね!
(まとめ・文:mashiro 更新:mashiro 情報確認2023年5月)
※玉名市によると最新の数量計測は行っていないとのことで、概数となります

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