秋田県北秋田市にある「くまくま園」では、冬の寒い期間しか見ることができない、ツキノワグマの「冬眠」の様子を見学できるイベントが開催されています。今年は打当温泉マタギの湯の入浴もセットになって、3月1日までの土日祝限定で、1日1回の開催ですよ。
冬眠中のクマってどんな様子なんでしょうか?
写真:運が良ければ、親子で寄り添うクマを見学できる
ツキノワグマの冬眠見学会が開催されているのは、北秋田市の阿仁地域にある「くまくま園」。東北ってクマが出没するというイメージが強いと思いますが、こちらは東北で唯一の熊だけの動物園なんですよ。
主にツキノワグマを飼育していましたが、2014年にはヒグマ舎が完成し、ヒグマの飼育もしています。
「冬眠=クマ」というイメージがあるのは、私だけではないはず。薄暗い洞穴の中で、クマが丸くなって眠っているイラストを良く見かけるからでしょうか?
でも、実際のクマの冬眠ってどんな様子なのか知っている人は、あまりいないのではないでしょうか。
少し調べてみたところ、クマの冬眠は
・途中覚醒しない
・一切摂食、排泄をしない
・妊娠したメスは冬眠中に出産し、子グマに授乳をする
といった特徴があるようです。
冬眠ってぬくぬくと寒い冬の間は寝ていられるなんて、羨ましいなぁと思っていたのですが、ごはんも食べないんですね…。食べることが大好きな私には、冬眠は無理かもと思いました(笑)
妊娠したメスが冬眠中に出産するのは驚きですね!クマって不思議な生態をしているんですね。
写真:生まれたばかりのやんちゃなクマの子はぬいぐるみのようなキュートさ
冬眠見学会は、そんな冬眠中のツキノワグマの様子を実際に見ることができます。
ぐっすりと眠っているクマを起こさないように30分程の見学ですが、こんな機会は滅多にないですよね。
もちろん、クマの専門家がガイドしてくれるので、クマの生態や面白い豆知識なども教えてくれますよ。
12月から3月の間は、冬季休業中のくまくま園で特別に公開されるというのも、見に行く価値がありますね。
写真:専門家の丁寧な案内で、クマのことを学べる見学会
見学会は1日1回の開催で、各回の定員は10名まで。当日の申し込みもできますが、事前予約が優先です。
見学会当日の受付は、以前おんせんニュースでも取り上げた「打当温泉(うっとうおんせん) マタギの湯」にて行います。「くまくま園」ではないので、ご注意を。
秋田内陸線阿仁マタギ駅から打当温泉までは事前に予約をすれば送迎してくれますよ、申し込みの際に確認してみてください。
12:30までに打当温泉で受付、その後、みんな揃ったら打当温泉から出発します。
雪深く、とても寒いので防寒対策はしっかりとしていきましょう!
また、今年は冬眠見学会だけでなく、打当温泉 マタギの湯での入浴、温泉内にあるマタギ資料館の利用もセットになっているので、見学会の後にゆっくりと温泉で温まりたいですね。タオルレンタルもセットになっているので、荷物が少なくて済むのもありがたいポイントです。
打当温泉 マタギの湯には「熊鍋」が食べられる宿泊プランもあります。(クマの冬眠を見学した後に頂くのはちょっとアレでしょうか……?)
なかなか見ることができない「クマの冬眠」。ぜひ、ぐっすりと眠るツキノワグマを見にいってみてくださいね。くれぐれも、起こさないようにご注意を!
(まとめ・文:ゆきさね 情報更新:2020年1月 Ai)
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