長野県千曲市のあんずの里では、2018年4月1日(日)~4月15日(日)まで、「第63回 あんずまつり」と「第4回花さかフェスタ」を開催します。あんずのお花見はもちろん、周辺の土産物店や会場の売店では、ご当地ならではのあんずグルメも楽しめますよ。
写真:夕暮れ時のあんずの里。ノスタルジーを掻き立てられる童謡の世界が広がる
千曲市は長野県の北部、千曲川中流域に位置する都市。あんずの里がある旧更埴市は、なだらかな傾斜地にあんずの畑が広がり、一目で多くの花が見渡せることから「一目十万本」の日本一のあんずの里として知られています。
写真:ふんわりと花霞がかかったようなあんずの花畑。可憐な風景だ
また、善光寺参りの精進落としの湯として親しまれ、開湯120年の歴史を誇る戸倉山田温泉があり、昔懐かしい雰囲気が残る温泉街と湯量豊富な美肌の湯は、女性にリピーターが多い温泉として知られているんですよ。
そんな千曲市で、春を告げるイベントとして毎年開催されているのが「あんずまつり」と併催企画「花さかフェスタ」。標高380m~450mの緩やかな山間の斜面に畑が広がっているため見渡しやすく、満開になるとふんわりと霞がかかったように辺り一面が淡いピンク色に染まるのを見ようと、毎春約20万人もの人々が訪れる人気のイベントとなっています。
写真:なだらかな傾斜地にあんず畑が広がる千曲市の森・倉科の両地区は「日本一のあんずの里」と呼ばれている
もっとも高台にある上平展望台をはじめ、窪山展望公園まで上ると、晴れた日は戸隠山や飯縄山など、雪の残る稜線が美しい山々の景色を一緒に堪能できますし、高台から花の絨毯を楽しんだ後、ゆっくりと畑の中の小径を歩けば、梅とも桜とも違う可愛らしいあんずの花を間近に感じることができます。
写真:晴れた日には雪の稜線が残る美しい山々の景色も一緒に楽しめる
展望台やスケッチパーク、あんずの里観光会館などを巡る「あんずの里ハイキングコース」は約6.5km。90分くらいでめぐることができるので、駐車場に車を停めてのんびり散策をするのにちょうどいいですね。
また、お花見期間中は、しなの鉄道屋代駅からあんずの里までシャトルバスが運行。大人1回400円(小人200円)、11分ほどで駅から会場を結んでいます。鉄道の到着時間に合わせ、50分間隔で1日8便運行しているので、駐車場が混み合う週末は公共交通機関の利用が便利ですよ。
写真:あんずを広めたと言われる豊姫様をモチーフにした千曲市のキャラクター「あん姫」
途中には食べ歩きに大人気のあんずソフトや、新商品あんずフロート、あんずジャム、あんずスイーツなどを販売する土産物店やスイーツショップがあるので、お花見をしながらお土産の調達もできちゃいます。
写真:新商品のあんずフロートはあざやかなオレンジ色がかわいくSNS映えしそう
写真左:あんずソフトは爽やかな甘酸っぱさが口いっぱいに広がる大人気スイーツ
写真右:土産物店では杏ジャム、杏ビール、杏ラスク、杏ド レッシングなど様々なあんずグルメを購入できる
今の所、あんずの開花予報は4月3日(火)となっていますが、毎年変動があるので信州千曲観光局のホームページなどでチェックしてからお出かけするのがおすすめ。
今年はめずらしいあんずのお花見で春を満喫、戸倉山田温泉のお肌つるつるの湯で温泉を満喫し、心も体もポカポカになってみてはいかがでしょうか。
(まとめ・文:hotspring727)
写真:戸倉上山田温泉から見下ろす千曲川
http://chikuma-kanko.com/
開催期間:2018年4月1日(日)~2018年4月15日(日)
入園料:無料
*開催期間は花の咲き具合により変動あり
開催場所:長野県千曲市森 あんずの里周辺 GoogleMAP ※窪山展望公園
駐車場:約300台(公営駐車場協力費 普通車500円 二輪車200円)
開催期間:2018年4月1日(日)~2018年4月15日(日)
開催場所:千曲市森・上平展望花さか村広場 GoogleMAP
問合せ:
信州千曲観光局
TEL:026-261-0300