長野県千曲市のあんずの里では、2020年4月1日~4月12日まで、「第65回 あんずまつり」と「第6回花さかフェスタ」を開催します。あんずのお花見はもちろん、周辺の土産物店や会場の売店では、ご当地ならではのあんずグルメ、ライブやパフォーマンスといったステージも楽しめますよ。

写真:夕暮れ時のあんずの里。ノスタルジーを掻き立てられる童謡の世界が広がる
千曲市は長野県の北部、千曲川中流域に位置する都市。あんずの里がある旧更埴市は、なだらかな傾斜地にあんずの畑が広がり、一目で多くの花が見渡せることから「一目十万本」の日本一のあんずの里として知られています。

写真:ふんわりと花霞がかかったようなあんずの花畑。可憐な風景だ
また、善光寺参りの精進落としの湯として親しまれ、開湯120年の歴史を誇る戸倉上山田温泉があり、昔懐かしい雰囲気が残る温泉街と湯量豊富な美肌の湯は、女性にリピーターが多い温泉として知られているんですよ。
そんな千曲市で、春を告げるイベントとして毎年開催されているのが「あんずまつり」と併催企画「花さかフェスタ」。標高380m~450mの緩やかな山間の斜面に畑が広がっているため見渡しやすく、満開になるとふんわりと霞がかかったように辺り一面が淡いピンク色に染まるのを見ようと、毎春約20万人もの人々が訪れる人気のイベントとなっています。

写真:なだらかな傾斜地にあんず畑が広がる千曲市の森・倉科の両地区は「日本一のあんずの里」と呼ばれている
千曲市のホテルを地図から探そう
Booking.com
もっとも高台にある上平展望台をはじめ、窪山展望公園まで上ると、晴れた日は戸隠山や飯縄山など、雪の残る稜線が美しい山々の景色を一緒に堪能できますし、高台から花の絨毯を楽しんだ後、ゆっくりと畑の中の小径を歩けば、梅とも桜とも違う可愛らしいあんずの花を間近に感じることができます。

写真:晴れた日には雪の稜線が残る美しい山々の景色も一緒に楽しめる
展望台やスケッチパーク、あんずの里観光会館などを巡る「あんずの里ハイキングコース」は約6.5km。90分くらいでめぐることができるので、駐車場に車を停めてのんびり散策をするのにちょうどいいですね。
また、お花見期間中は、しなの鉄道屋代駅からあんずの里までシャトルバスが運行。大人1回400円(小人200円)、11分ほどで駅から会場を結んでいます。

写真:あんずを広めたと言われる豊姫様をモチーフにした千曲市のキャラクター「あん姫」
途中には食べ歩きに大人気のあんずソフトやあんずコッペ、あんずフロート、あんずジャム、あんずスイーツなどを販売する土産物店やスイーツショップがあるので、お花見をしながらお土産の調達もできちゃいます。

写真左:あんずソフトは爽やかな甘酸っぱさが口いっぱいに広がる大人気スイーツ
写真右:土産物店では杏ジャム、杏サイダー、杏ラスク、杏ドレッシングなど様々なあんずグルメを購入できる

写真:杏ソフトをはさんだ杏コッペも人気
あんずの開花予報は、毎年変動があるので信州千曲観光局のホームページなどでチェックしてからお出かけするのがおすすめ。
今年はめずらしいあんずのお花見で春を満喫、戸倉上山田温泉のお肌つるつるの湯で温泉を満喫し、心も体もポカポカになってみてはいかがでしょうか。
(まとめ・文:hotspring727 情報更新:2020年2月 前田ゆかり)

写真:長野県産のあんずを使った炭酸飲料、「杏スパークリング」を片手に散策はいかが

写真:戸倉上山田温泉から見下ろす千曲川
<AD>
信州千曲ブランド認定・あんずインドカレー
信州千曲市森の杏100%使用。あんずと豚の挽肉の相性は、あんずを入れる必然性が感じられるほどの美味。カレー屋が手づくりした本格インドカレー
杉樽自込みの信州みそ
100年近く使い続けた杉樽で熟成、味噌造り50年の蔵人が仕込んだ力作