兵庫県新温泉町では、4月2日（日）に1日限定で「浜坂みなとほたるいか祭り＆地えび」が開催されます。新温泉町に春を告げる旬グルメ・ほたるいかを様々なメニューで楽しめちゃいます。ここでしか開催されないユニークな選手権もありますよ！
また、町内の宿泊施設では先着200名でほたるいか祭り限定の特別宿泊プランという超お得プランもあり、温泉＆グルメ好きは必見です！
写真：セリ市場に並ぶ水揚げされたばかりのほたるいか。透明できれい！夜になると光るのでホタルイカという
温泉好きにはとっても魅力的な名前の兵庫県新温泉町。兵庫県は全国でも有数のほたるいかの産地だってご存知でしたか？特に日本海に面した新温泉町浜坂港は、ほたるいかの漁獲量が県内一なんですよ。
新温泉町に春を告げる浜坂のほたるいかは、各県のJF（全漁連）グループが認定する「プライドフィッシュ」として、兵庫県の「春に美味しい兵庫県自慢の魚介類」に認定されています。
ほたるいかは水深200mの深海に生息していますが、春になると産卵のために岸近くまで集まってきます。青白い光を放ち美しい姿を見せてくれますが、ほたるいかの光る仕組みについてはまだ謎が多く、研究が進められているんだそう。謎につつまれた神秘的な生き物なんですね。
そんな春の味覚ほたるいかづくしのイベントが「第25回浜坂みなとほたるいか祭り」です。「浜坂漁港せり市場」で開催されます。開催時間が10：00〜13:30と短めとなっているので、ご注意くださいね！
目玉は「ほたるいか釜揚げ」の無料試食！毎回大好評なんですよ。ほたるいかをクレーンで吊るし、直径1.5mもある大釜でふっくらと茹で上げます。
写真：巨大な大釜で茹で上げられるほたるいか（以前開催時の様子）
茹でたてのほたるいか…想像しただけで口の中に磯の風味が広がりそうです！
写真：カゴの中にひしめくほたるいか。イベントならではの圧巻の光景。（以前開催時の様子）
他にも春を味わう「味覚コーナー」は、まさにほたるいか三昧！ほたるいかのしゃぶしゃぶ、串揚げ、炊き込みご飯に軍艦巻き…ほたるいかってこんなにたくさんの食べ方があったんですね。
写真：ぷりぷりに茹でられたほたるいかがのった軍艦巻き
特にオススメは「ほたるいかの沖漬け」。ほたるいか漁の船上で仕込む「日本一新鮮な」沖漬けですよ。ぜひチェックしたいですね！
写真：毎年大人気のほたるいかの沖漬け。ご飯のお供にも晩酌にもぴったり。
ほたるいかって小さいので、ほたるいかだけでお腹いっぱいになることは、ほとんどないと思います。でも、これだけたくさんのメニューがあれば、お腹いっぱいになるまでほたるいかを堪能できそうですね。
また今年は、ほたるいかだけでなく「地えび」が数量限定で味わえるコーナーも！
甘えびの漬け丼、甘えび豆乳コロッケ、もさえびフライ、もさえびの鉄板焼き、もさえびの漁師汁が販売される予定です。
「モサエビ」とは一見甘エビのようなえび、北陸地方では「がすえび」と呼ばれているえびのこと。甘エビよりもねっとりしていて弾力があり甘みが強いえびなんです。
とても美味しいのですが、鮮度劣化が早く輸送できないために地元でしか味わえない幻のえびなんですよ！せっかくなので地元限定のグルメも味わいたいですね。
ほたるいか祭りでは、ユニークなイベントも開催されます。それが「全日本わんこほたる選手権」！ご想像の通り「わんこそば」ならぬ「わんこほたるいか」。制限時間内にどれだけ多くのほたるいかを食べられるかを競います。
写真：わんこほたる選手権大会は家族みんなで大盛り上がり
プリッとした茹でほたるいかなので、そばのようにツルツルと喉越しを楽しむのは難しそうです。よく噛んで、でも急いで！う〜ん、難しそうです。
3人1組で、ひとり1分以内で食べるのチーム戦と、ひとりで2分以内に食べる個人戦がありますよ。ちなみに、これまでの最高記録はチーム戦は206匹、個人戦は138匹とのこと。…すごい数字すぎて想像できないです…記録に挑戦してみる？
その他、お祭り会場では生鮮ほたるいかをはじめとする漁協直販コーナー、湯村温泉の出張足湯コーナーなどもあります。
新温泉町内にある宿泊施設では、ほたるいか祭り限定で特別宿泊プランも予約を受付中です。4月1日（土）または4月2日（日）のみの超限定プランですが、1泊2食付きで12,000円（税別）というかなり破格のプランです。遠方からほたるいか祭りに参加するには、とてもありがたいですね！
新温泉町という町名だけあり、浜坂温泉や七釜温泉などの温泉宿も対象となっています。予約申し込みは、特設メールフォームまたは電話のみとなっています。すでに満室となっている施設もあるので、気になる場合は急いでチェックしましょう！
春の訪れを告げる、美しくおいしい「ほたるいか」を満喫しに、4月2日は新温泉町まで足を伸ばしてみてはいかがですか？
（まとめ・文：ゆきさね 更新・編集：hotspring727 2023年3月）
