【神奈川】あなたもダメにされに行っちゃう？湯河原温泉にあるクールジャパンを体現する旅館「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」が面白すぎる！

神奈川県・湯河原温泉に「The Ryokan Tokyo YUGAWARA（旅館東京 湯河原）」がオープンし、話題になっています。この旅館、よくある温泉旅館とはひと味もふた味も異なる「超・クールな旅館」なんですよ！湯河原で「Chill out（チルアウト）」する非日常的なくつろぎの時間とは、どのようなものなのでしょうか？

写真：チルアウト体験してみたい！

湯河原温泉といえば、東京からのアクセスも便利な超・人気温泉街。昔ながらの老舗温泉旅館も数多く、一度は宿泊してみたい憧れの宿もありますよね。

そんな湯河原温泉に登場したのが「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」。湯河原温泉街には今までになかったタイプの旅館です。

コンセプトは「湯河原チルアウト」。湯河原温泉で「ダメにされる」幸せ。

こちらの旅館のコンセプトは「湯河原チルアウト」。湯河原で都会の喧騒を離れて心と体を落ち着かせようという意味が込められています。そのために、旅館の至るところに趣向が光ります。

まずは、その外観。連なる鳥居をイメージした朱色のファザードをくぐると、そこはもう別世界です。

日本の伝統的な意匠などを大切にしながらも、現代風に大胆にアレンジを施したクールモダンで非日常的な雰囲気を作り出しています。

そして、旅館と併設されているカフェのあらゆるところにある「Yogibo」というクッション。別名「人をダメにするクッション」です！温泉旅館といえば、座卓に座布団というのが定番ですが、こちらは座卓にYogibo。大きいビーズクッションが体を包み込んで離さない！というか離れたくない！部屋に入った途端に「ダメ」にされそうですね。

湯河原は日本を代表する文化人に愛され、日本のカルチャーを支えてきた街です。そんな湯河原にゆかりのある作家の文学作品や、現在活躍している小説家や漫画家の作品、雑誌などを揃えたライブラリもあります。
気になるタイトルを手にとって、じっくりと本の世界にのめり込むのも湯河原らしい楽しみ方です。

写真：本のチョイスも楽しみなライブラリー

ハード面はエンターテインメント性の強い旅館のようにも思えますが、もちろん温泉は良質な名湯・湯河原温泉の源泉掛け流しです。

「手ぶらdeほっこりパック」はワンドリンクサービスやYogibo席を利用できたりと、思わず長居してしまう魅力的なプランです。1ヶ所にゆったり長居派も、いろんな場所を巡りたいアクティブ派も満足できそうですよ。

写真：

お料理にも、もちろんこだわっています。湯河原名産の食材を取り入れた「湯河原おちょこ御膳」は名物メニュー。色とりどりのヘルシーなおばんざいが、小さなおちょこに入って並んでいる姿は、とっても可愛らしい！少しずつ、いろんなものを食べたいという希望を叶えてくれる嬉しいメニューです。

こちらは、宿泊の際の朝食の他にカフェでも提供されているので、日帰りで利用する場合も食べることができますよ。

写真：かわいらしい湯河原おちょこ御膳

なお宿泊の夕食には、現在（原稿作成時：2018年3月）、小田原港で水揚げされた新鮮な魚介を使用したフレンチ懐石のミニコースが提供されているとのことですが、4月以降はさらに工夫する計画があるとのことで楽しみ。具体的には、予約時にお問い合わせくださいね。

宿泊は、和室orドミトリー？期間限定の宿泊プランも企画中

旅館宿泊では、お部屋も楽しみのひとつ。こちらん旅館では温泉旅館らしい「和室」の他に「ドミトリー客室」があります。

ドミトリー客室は、相部屋でカプセルホテルのような造りになっています。ベット1台と専用ロッカーが割り当てられています。ベッド1台だと手狭だと思うかもしれませんが、セミダブルサイズなので、快適ですよ。男女混合ですが、仕切りなどで他の宿泊客の目に触れないようになっているので、安心して過ごせますよ。

旅館のスタッフは、英語・中国語・スペイン語にも対応しており、最近では海外からの観光客の利用も増えてきているそうです。

ドミトリーで、異文化交流ができちゃうかもしれませんよ。一期一会の出会いも、旅行ならではの醍醐味ですね。

また、期間限定で登場する宿泊プランもあります。これまでに「卒論執筆パック」や「確定申告パック」など面白いプランがありました。

今後もホタル観賞プランや卒業旅行パックなど、ユニークなパックを企画中だそうですよ。楽しみですね！

話題性抜群の「The Ryokan Tokyo YUGAWARA」。まだまだ紹介しきれない部分が沢山あります。ぜひ、湯河原温泉への旅行を計画の際には宿泊や立ち寄り湯で「ダメにされる」心地よさを味わってみてはいかがでしょうか？

（まとめ・文：ゆきさね）

写真：形状レトロ、中身はフレッシュなアイスキャンディーの販売も