静岡県、久能山山頂にある「久能山東照宮」では、4月25日(土)から7月12日(日)までの土日祝日限定で、夜間特別拝観が行われます。パワースポットとも言われる久能山東照宮、国宝に指定されている荘厳な建築が竹あかりでライトアップされる「天下泰平の竹あかり」の期間に参拝してみませんか。
竹のオブジェで作られた照明を使った演出がとても幻想的!また、「徳川歴代将軍名宝展」も開催されていますよ。
写真:国宝の久能山東照宮に夜参拝できる数少ない機会
世界遺産・日光東照宮も久能山東照宮を模して造られた 信長・秀吉・家康の三傑が一緒に祀られる唯一の東照宮
久能山東照宮は、徳川家康公を祭神としてお祀りする、全国東照宮の創祀です。
あの「日光東照宮」は、実はこの「久能山東照宮」を模して作られたのだそうです。全国の東照宮の原型でもあります。
写真:久能山東照宮の神廟
特徴的なのはやはり、総漆塗、極彩色の社殿。江戸時代を代表する大工棟梁、中井大和守正清によって作られたと言われています。400年も前の彫刻がそのまま残っているのがすごいですね。本殿拝殿石の間は2010年に国宝に指定されました。
そしてこの久能山東照宮には、徳川家康公、豊臣秀吉公、織田信長公が一緒にお祀りされているんですよ。
この家康・秀吉・信長の三傑が一緒にお祀りされている東照宮は全国でもここだけなんです。パワースポットと呼ばれるのも納得ですね!
写真:極彩色が木々に映える久能山東照宮の拝殿
とてもきらびやかで、施された彫刻もとても細かく、美しい建築が印象的な東照宮は、桃山時代の技法を取り入れられた江戸時代初期の代表的な建築物だそうです。
とても複雑な構成ですが、巧みにまとまっていて、内部には花鳥の透かし彫りも見事!一つ一つじっくりとみていきたいところです。400年前の洗練された建築に魅了されることでしょう。
竹あかりで極彩色の姿が幻想的に浮かび上がる
GW前から開催中の天下泰平の竹あかりは、国宝久能山東照宮の夜間特別拝観です。つまり、普段は入ることのできない夜間のライトアップされた久能山東照宮を見ることができるチャンスということ。
7月12日まで、初夏の間の期間限定です。和の風情の竹あかりでライトアップされた社殿は一見の価値ありです!
写真:ライトアップされた国宝の久能山東照宮
竹あかりでほのかにライトアップされた東照宮は、荘厳でもあり、ファンタスティックな景観。インスタ映えもしそうですね。おしゃれな浴衣で訪れるのもいいですね。
400年前の緻密な建造物と和モダンが織りなす、光と影の競演を楽しめるチャンスは今だけなので急ぎましょう。
写真:竹あかりで使われる竹灯籠
竹あかりを作るワークショップも開催予定 歴代将軍ゆかりの名宝も特別展示
使われる竹あかりは、静岡市のプロジェクトチーム「アカリノワ」のプロデュースによるもの。
竹あかりの制作を通じて、人と自然の共生や、自然との繋がりを伝えることを目的に活動しています。
イベントで使用する竹は、静岡市内の荒廃した竹林の竹を使い、使用後は竹炭にし、堆肥などに再活用されます。
また、イベントで使う竹あかりは無料のワークショップで作るほか、有料で、持ち帰ることができる竹あかりを作るワークショップも開催予定です。
和の情緒を感じさせる竹という素材を使った、とても繊細で美しい照明ですね。オシャレで和風だけど、なんとなくモダンな雰囲気を醸し出します。
写真:和モダンの灯りが歴史的建造物にマッチ
そして、今年は、敷地内にある久能山東照宮博物館では、徳川家15代の歴代将軍ゆかりの武器や武具を一堂に展示。ほかにも、国宝・久能山東照宮が所蔵する歴代将軍ゆかりの名宝も特別に展示します。ぜひ、この機会にこちらにも立ち寄りたいですね。
写真:歴代将軍奉納の刀剣など
富士山の絶景スポット・日本平からロープウェイで5分!
久能山東照宮へのお詣りは、1159段の表参道を登っていくルートと、日本平からロープウェイで久能山へ渡る方法があります。
日本平は富士山を正面に眺めることができる絶景で有名な名勝地。日本平から久能山東照宮へはロープウェイでわずか5分です。そのため、日本平と久能山東照宮をセットで訪れる人も多いのだとか。
何も遮るもののない、真正面からの富士山を拝んだ後に東照宮で歴史のロマンに浸ることができるんですね。
(まとめ・文:mashiro 更新:吉川 情報確認2020年3月)
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