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大分・別府温泉「神楽女湖しょうぶ園」6/8〜30開園。ウッドデッキから楽しむ高原の花菖蒲1万5千株

日本一の湧出量を誇る湯の街・別府。一般的には、街あるいは海、というイメージですが、実はすぐ背後には雄大な鶴見岳があり、爽やかな高原地帯が広がっているんです。

そんな高原地帯にある「神楽女湖(かぐらめこ)しょうぶ園」では、6月に花菖蒲1万5000本が咲き、爽やかな絶景が梅雨のうっとおしい気分を吹き飛ばしてくれます。今年の開園期間は2023年6月8日から6月30日まで。

大分 別府温泉 神楽女湖花しょうぶ

写真:80種1万5千株の多種多様な種類があるのが特徴の神楽女湖花しょうぶ

大分県別府市・別府温泉は日本一の湧出量と世界に類を見ないほどの泉質の豊かさを誇る「おんせん県」の湯都としておなじみですね!

戦火を逃れたため、明治大正昭和の古い建物が健在な中、湯けむりが立ち上る独特の風情。そして町の区画ごとにある温泉は、今も老若男女を問わず町の住民の社交場として機能しています。たくさんの人を包み込む温かなお湯のように、さまざまな人を迎えもてなす懐の深さが魅力の街ですね。

地理的には別府湾のイメージ(実際、別府湾を望む絶景湯も多い)ですが、背後には鶴見岳がすぐ近くまで迫っています。海からすぐ山!という地形なんですね。

別府と由布院の中間は爽快な高原地帯になっています。

今回紹介する神楽女湖は別府駅付近からだと車でわずか30分(別府ICからだと20分)。鶴見の山々に抱えられた神楽女湖は、平安時代に鶴見岳社の歌舞女が住んでいたといわれるなど、伝説につつまれた湖です。

写真:鶴見岳社に歌と踊りを奉げた巫女が、神楽女湖のほとりに住んでいたという伝説が伝わっています

あたりは♪ヨ~ロレイヒ~♪と歌いたくなるような開放感ある高原の雰囲気、そんな約5万8000平方メートルのその広大な敷地に、6月になると1万5千株の花菖蒲が咲き、湖面を淡い紫色に染め上げる絶景が見られます。

神楽女湖の菖蒲は80種1万5千株の多種多様な種類を誇ります。よく見ると花の形や大きさも違います。さまざまな菖蒲による紫色のグラデーションも見どころですよ。

プチハイキング気分が味わえる散策路は、ウッドデッキになっている部分もあり、歩きやすいのでお年寄りや年配の方でも十分に楽しめます。とはいえ、なかなか歩きますのでスニーカーがオススメです。

花菖蒲は例年6月下旬が一番の見ごろです。梅雨の時期に満開を迎える菖蒲。晴天の日のパーっと開けた絶景が広がる様子も良いですが、雨の中の菖蒲もしっとりとして風情があり、実は穴場。

写真:雨の中の菖蒲もしっとりとして風情が

また湖には古池のみに生息するヒツジ草や水位の変化に適応するヨシ・マコモ等なども群生しており、野鳥も30種類ほど確認されており、自然豊かな環境に包まれているのが特徴。小鳥のさえずりやひんやりした山の空気にも癒されます。

写真:古池のみに生息する珍しい生態の植物や、30種類程の野鳥もいる自然豊かな環境

毎年行われている「神楽女湖花しょうぶ観賞会」は、2022年は中止となっていますが、開園時間であれば自由に散策して楽しめますよ。

近くには志高湖や鶴見岳といった涼しい絶景地もあるので、初夏のドライブもいいですね。

夏に食べたい別府のご当地グルメは「別府冷麺」。牛チャーシューやキャベツキムチが乗ったあっさりスープで、コシがある麺が特徴です。

今年の初夏は花しょうぶとその周辺の絶景、別府のご当地グルメを楽しむドライブに出かけてみてはいかがでしょうか。

写真:鳥のさえずりやひんやりした山の空気にも癒されます

(まとめ・文:すてぃーぶん 編集:Vermiliおん)

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神楽女湖の花しょうぶ

https://beppu-tourism.com/spot/kaguramekosyobuen/

大分県別府市枝郷 GoogleMAP ※神楽女湖駐車場
料金:無料
駐車場:あり(乗用車320円・大型車910円)
問合せ:別府市観光課 TEL:0977-21-1128

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