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北海道・ぬかびら源泉郷『タウシュベツ川橋梁』幻の橋!季節によって見え隠れするアーチ橋

今回は、幻の橋と言われるアーチ橋『タウシュベツ川橋梁』をご紹介します。「これが日本なの!?」と感じるこの景色。ぜひ、みなさん自身で訪れてこの美しさを感じて欲しいと思います。

北海道十勝の「ぬかびら源泉郷」にガイドセンターがあり、ツアーで間近まで行けますよ!

写真:タウシュベツ川橋梁

『タウシュベツ川橋梁』を見られる糠平湖はダム湖であり、ダムの水が少ない1月頃から凍結した湖面に『タウシュベツ川橋梁』は姿を現し、水位が上昇する6月頃から沈み始め、8-10月頃には湖底に沈んでしまいます。

このように、季節によってその姿が見え隠れするアーチ橋はここにしかありません。『タウシュベツ川橋梁』が幻の橋といわれる所以です。

写真:タウシュベツ川橋梁

この『タウシュベツ川橋梁』にはツアーに参加することによって時期によっては橋の間近にまで行くことができます。

タウシュベツまでの車内ではガイドさんから『タウシュベツ川橋梁』のことや、『ぬかびら源泉郷』のことを面白おかしく教えてもらいました。

ツアーの途中からは、森林管理局の許可が必要な砂利道へと進んでいきます。

写真:タウシュベツ川橋梁

途中には士幌線の廃線跡がうっすらと残っていますが、言われないと分からないレベルに草木に覆われてしまっています。

林道を抜けて車を降りて少し歩くと遂に糠平湖に到着、そして奥に見える『タウシュベツ川橋梁』。

ぜひ、みなさん自身で訪れてこの美しさを感じて欲しいと思います。

写真:タウシュベツ川橋梁

ガイドさんによるとコンクリートの劣化により崩落する危険性があり、次の春にはもう今の形ではないかもしれないと言われています。

しかし僕がそう聞いてから3年が経ちましたが、まだなんとかアーチは繋がっています。

帰りには近くにある別のアーチ橋を車内から眺め、その後旧国鉄士幌線幌加駅跡を見学します。現在の幌加駅跡には住宅等は一切なく森になっています。しかし50年前にはこの辺りには350人ほどが住んでいて商店や居酒屋があり、駅員さんもいた大きな駅だったと教えて頂きました。

写真:タウシュベツ川橋梁

なお、『タウシュベツ川橋梁』が完全に水没し、雪がない場合はタウシュベツ川橋梁以外の他のアーチ橋を見るツアーが行われています。冬場には冬限定のアクティビティもあります。

ぬかびら源泉郷

湯量豊富な、ぬかびら温泉は、2019年に開湯100周年記念を迎えた歴史ある温泉郷。すべての宿が源泉かけ流しであり、上士幌町の公式ホームページでも「ぬかびら源泉郷」と呼称されているほどです。

そして、ぬかびら源泉郷には「NPO ひがし大雪自然ガイドセンター」があり、『タウシュベツ川橋梁』観光の宿泊拠点でもあります。詳しくは「NPO ひがし大雪自然ガイドセンター」をご覧ください。

写真:糠平温泉の露天風呂

温泉の泉質は単純温泉、弱食塩泉で源泉温度50〜60℃でお湯は無色透明で匂いもありません。肌が滑らかになるだけでなく、飲む温泉としても知られていて胃腸病にも効くといわれています。

糠平温泉のお宿は全て「源泉掛け流し」で営業できるほど湯量が豊富で北海道の温泉好きの中でも高く評価されている温泉地なんですよ。

※ 湯温が50度から60度と高いため、多少加水し、温度の調節をしている施設もありますが、温泉を循環している宿はありません

写真:糠平館観光ホテルの大浴場

(取材・文:mukab、編集:Vermiliおん)

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ぬかびら源泉郷

https://kamishihoro.info

上士幌町観光協会   
北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷

アクセス:

札幌から道央自動車道に乗り入れ、千歳恵庭JCTで道東自動車道に乗り換え、音更帯広ICで高速を降ります。

音更帯広ICを出てすぐに左折、国道241号を道なりに北上(音更帯広ICから約30分で上士幌市街地、更に30分弱でぬかびら源泉郷です。)
約3時間30分ほどで到着できます。

上士幌町市街地~上川町間約110kmはガソリンスタンドがありません。
国道241号沿いのENEOS上士幌SS(株式会社サトウ機工)・ホクレン上士幌セルフ給油所などで給油してください。

◆帯広市内から…約1時間10分 
◆とかち帯広空港から…約1時間40分 
◆旭川市内から…約2時間
◆釧路市内から…約2時間20分

 
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