【東京天然温泉】今回は東京都板橋区にある源泉掛け流し温泉「前野原温泉 さやの湯処」をご紹介します。「前野原温泉 さやの湯処」は都営三田線志村坂上駅から徒歩8分。日比谷、大手町など都心の主要な駅から電車一本で来れるアクセス抜群の温泉なんです。
緑の自然がいっぱいで東京にいるのにまるで温泉旅館に遊びに来たよう。朝9時から深夜の0時まで営業しているので丸一日楽しめます。東京にいながら天然温泉に浸かれる都内では珍しいスポットです。
最大の魅力はなんといっても種類の多い温泉。
源泉風呂は、うぐいす色の濁り湯で保温性に優れているのが特徴だそう。お湯から出てもしばらく熱が冷めません。身体の芯までポカポカになりました。
屋内では高濃度炭酸風呂やジェットバスなど種類豊富な温泉を堪能できます。
露天風呂へ出て一番最初に目にするのが、つぼ湯。つぼ湯は全部で3つあり、天然温泉を1人で独占できる贅沢なスポットです。
寝湯では寝転びながらお湯に浸かることができます。緑の自然と空を眺めながら、思わず寝てしまうような気持ちよさです。
予約制の貸切半露天風呂もあります。家族や友達だけで贅沢なひと時を過ごすのもいいですね。
もちろんサウナも大人気です。ドライサウナとスチームサウナの2種類。
外に設置された薬草塩蒸風炉(スチームサウナ)内には塩が用意されており、体によく揉み込むことでデトックス、美肌効果が期待できるそうです。
また、ここでは毎週違った種類の薬草を楽しむことができます。今回はヨモギの週。すっきりとしたアロマのような匂いで思わずうとうと。とてもリラックスできました。
「さやの湯処」の魅力は温泉とサウナに留まりません!さやの湯処では春夏秋冬、4種類の温度帯の岩盤浴を楽しむことができます。
『春の部屋』ではちょうどいい暖かさの中、ソファに寝転んで休むことができます。
『夏の部屋』は高温岩盤浴。寝転んで5分くらいすると背中からじんわり汗をかいてきました。息苦しさはまったくなく心地のいい暑さです。
『秋の部屋』は少し温度の下がった岩盤浴。ほんのり薬草の香りもして、すっきりした汗をかけます。
夏、秋の部屋でゆっくりじっくり汗をかいた後は『冬の部屋』でクールダウン。
時間制限も入れ替えもないので、食事のあと春の部屋で一眠りしたり、温泉と岩盤浴を何回も行き来したり、楽しみ方は色々です。
温泉で温まった後は、「柿天舎」で庭園を眺めながらお食事を楽しめます。
この庭園も「さやの湯処」の見所の一つなんです。四季の移ろいを感じられ、夏は涼しげな虫の声も聞こえてきます。
実はこの庭園、約70年も前に完成したもの。何年もの月日を経て現在の姿になったのです。そんな歴史ある庭園を眺めていると昭和にタイムスリップしたような気分になります。
ここ「柿天舎」のメニューは定食からおつまみ、デザートまでとても充実しています。
季節のメニューでは旬の食材を利用した料理もあり、この季節はあさりご飯や桜海老のかきあげせいろが人気です。
今回は海鮮丼と苺あいす最中をいただきました。魚はとても新鮮で、いちごは果実の甘酸っぱさをしっかり感じられます。
もちろんビールや自家製梅酒など酒類も種類豊富。次回はお風呂上がりにお酒を飲みたいと思います。
予約制の個室の部屋もあります。庭園の見える部屋で季節の料理を食べながら、宴会や記念日のお祝いをするのも素敵ですね。
岩盤浴で思いっきり汗をかいたり、庭園の四季折々の自然を眺めたり、ここ「さやの湯処」は様々な楽しみ方があり、都会にいながら日々の忙しさを忘れられる場所です。
皆さんも旅行気分で贅沢なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
(取材・文:matsumoto、編集:Vermiliおん)