朝夕はめっきり涼しくなり、北陸に冬の到来を感じさせるカニの季節が近づいて来ました。石川県の加賀温泉郷にある山中温泉では、冬の風物詩となった「カニ汁大鍋の振る舞い」が今年2019年も11月1日(金)から山中座広場で開催されます。
このカニ汁、山中温泉出身の料理人で、和の鉄人として知られる道場六三郎氏監修。カニだけでなく、地元加賀産の野菜や甘エビといったこだわりの食材が入って1杯300円、10:00〜13:00までの販売でなくなり次第終了となります。平日で100人前、休日で300人前ほど用意するとのことです。
写真:大きなカニ身に甘えびと贅沢な1椀。これで300円!
カニ汁大鍋の振る舞いでは、食材だけでなく器にもこだわりが。木地そのものの美しさを活かした山中漆器に盛りつけていただくと、カニ汁がより一層美味しく温かく感じられます。道場さんのご実家も山中漆器業を営んでいるそうですよ。
写真:毎日休まずのおもてなし。寒い季節に手渡される温かさだ
かに汁販売は11/1~3/31まで毎日実施!山中温泉の総湯や温泉街の紅葉散策も楽しみ
会場となっている山中座は、漆塗りの柱や格子戸風の壁面、蒔絵を施した格天井など、山中漆器の粋を集めた格調高い建物で館内の見学は無料。平日の11時から、ホールの檜舞台の上で芸妓さんと一緒にお座敷遊びや輪踊りを体験できる企画もありますので、是非のぞいてみてくださいね。
また、こちらの山中座では、3時間まで500円でレンタルできる電動アシスト自転車や、超小型電気自動車「温モビ」を3時間まで3,300円でレンタルできます。山中温泉観光協会では電気自動車をも3時間3,000円でレンタルできますので、温泉街の散策だけでなく、うるし座やろくろの里まで足を伸ばしたいという方にオススメです。
写真:かに汁振る舞いが行われる山中座(左)紅葉が美しいこおろぎ橋(右)
11月の上旬から下旬には、町を流れる大聖寺川の渓谷はモミジやカエデ、ケヤキが赤や黄色に染まり、川沿いの遊歩道は紅葉散策を楽しむのにぴったり。こおろぎ橋やあやとりはしから見る景色は和の風情が漂う絶景です。
山中座の隣には山中温泉のシンボル、総湯「菊の湯(女湯)」もあります。奥の細道の途中に山中を訪れた芭蕉は、この湯をとても気に入って9日間も逗留し、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂い(この湯に浸かるだけで長生きできる)」と温泉の素晴らしさを讃える句を詠んでいます。低温のさらりとした湯にのんびり浸かると、寿命が延びるような心地よさですよ。ちなみに男湯は女湯の向側にあります。
今年の大鍋の振る舞いは、2020年3月31日まで、11月は金・土・日と祝日、12月〜3月は毎日実施されていますので、散策の途中に、外湯を楽しんだ後に、北陸の冬の味覚、名物のカニ汁をぜひ味わってみてくださいね。
(まとめ・文:hotspring727 情報更新:2019年9月)
<AD>
卵が詰まってる!石川県産セイコ蟹
2ヶ月限定の北陸の味覚・地元民に人気の石川県産セイコ蟹(メスのズワイガニ)
Ads by Rakuten
金沢港直送・冷凍しない活き甘えび
冷凍しない甘えびのとろける甘さを家庭で再現!
Ads by Rakuten