奈良市にある般若寺では、あじさいが見頃を迎えています。境内に咲く色とりどりのあじさいと同時に初夏コスモスも咲き、めずらしいあじさいとコスモスのコラボが楽しめますよ。あじさいを入れたガラスボールや花手水はSNSでも注目を集めています。
6月の初旬に訪れた般若寺のあじさいについてレポートします！
写真：本道の横にある釣鐘の前にもたくさんのあじさいが
奈良市にある般若寺は飛鳥時代に創建された古刹で、真言律宗のお寺です。
本堂にある文殊菩薩像（重要文化財）をはじめとする貴重な仏像や、鎌倉時代に作られた優美な楼門（国宝）でも知られています。
そして「関西花の寺二十五カ所」の一つでもあり、特に秋のコスモスが有名で、毎年9月から11月にかけては一面に咲くコスモスの花に境内が彩られます。
コスモスも有名なのですが、実は6月にはあじさいも楽しめるということでさっそく行ってきました！
写真：コスモス畑を囲むように咲くあじさいがカラフル！
やはりあじさいの時期は人気のようです。近鉄奈良駅から般若寺までバスで10分と便利なので公共交通機関で行くのがおすすめです。
境内に1歩足を踏み入れると、目の前に色とりどりのあじさいがいっぱい！境内は親子連れや女性のグループで賑わっていました。
境内には50種類、約500本ものあじさいが植えられているそうです。さまざまな色のあじさいが隣り合って咲いているのでとてもカラフルですね！
暑い時期になると強い日差しを避けるため、あじさいを日陰に入れたり、水やりを欠かさないなど、ていねいにお手入れされているそうです。
写真：白いあじさいも目を惹く
そしてこちらのお寺ではこの時期、あじさいだけでなく、夏咲きのコスモスも同時に見ることができるんです。
コスモスは秋に咲くイメージですが、実は品種改良により夏に咲く早咲きのコスモスの品種もあるのだそうです。
夏コスモスという種類なので、見た目も違うのかと思いましたが、秋のコスモスと同じさわやかなピンクのお花でした。
コスモス畑の周りにカラフルなあじさいが咲いているなんて珍しいですよね。
写真：梅雨時にも涼しげに咲くコスモス
このあじさいとコスモスが同時に見られる時期は、年によって変動はありますが、例年6月初旬〜下旬頃だそう。この時期を逃さず行きたいですね。
本堂の周りでは、あじさいの花を浮かべた花手水や、ガラスボールが置かれていて、フォトジェニックな空間。ガラスボールは2021年5月から始められたそうで、SNSでも話題となっています。
写真：アジサシの花を浮かべたガラスボール
手にもって撮影できるよう小さいガラスボールも用意されていて、ガラスボールを片手にあじさいをバックに撮影を楽しむ人たちがたくさんいました。
写真：手水鉢に色とりどりのあじさいを浮かべた花手水
あじさいに囲まれる通路も人気の撮影スポットです。
写真：境内には写真を撮りたくなるスポットが多数点在
また、この時期限定でアジサイガラスボール仕様の御朱印も授与していただけるようです。
今回初めて訪れた般若寺は、奈良駅からも近く、奈良の観光も合わせて楽しめるスポットだと思いました。あいにく小雨が降っていましたが、あじさいがより生き生きときれいに見えるので雨の日もおすすめですよ。
次回は秋のコスモスの時期にぜひ来てみたいです。
写真：境内の夏コスモスは秋には秋のコスモスに植え替えられる
奈良市内には観光スポットも多く、今では奈良公園で鹿とたわむれる外国人観光客の姿もかなり増えているようでした。
人気の観光地ではありますが、奈良公園やお寺もゆったりのんびり楽しめるのが古都・奈良の魅力だと思います。
温泉に日帰り入浴できるホテルもありますよ。
平城宮跡近くに建つクラシカルな奈良ロイヤルホテルでは、地下1階に平城宮跡から湧出した天然温泉を楽しめる「ラ・ロイヤル・スパ」があります。
宿泊者だけでなく、天然温泉とフィンランド式のサウナを日帰りでも楽しめますよ。入浴料は大人1名1080円。ランチ+日帰り天然温泉入浴プランもあります。
お寺や奈良の観光の後に天然温泉でリフレッシュしてくださいね。
（まとめ・文：mashiro、編集：hotspring727）
