まだまだ冬の寒さ厳しい季節真っ只中ですが、伊豆にはもう春色に染まる場所があるのをご存知でしょうか。伊豆の河津川沿い、4km続く桜並木は、2月頃から見事な大輪の花を咲かせるんですよ！
通常の桜より早く咲く早咲き。桜伊豆の温暖な気候のため開花が早く、約1ヶ月をかけて満開になっていく桜なんです。4㎞といったら、ゆっくり歩けば1時間続く桜並木。1時間途切れない濃いピンクの河津桜で一足早い春を満喫してみてはいかがでしょう！
写真：川沿いの桜並木は散策にもぴったり
この河津桜(かわずざくら)、カンヒザクラ系と早咲きのオオシマザクラ系の自然交配種と言われており、ソメイヨシノに比べて花が大きく、少し濃いめのピンク色が特徴です。
河津川にかかる「来宮橋」から「荒倉橋」までの「菜の花ロード」では、黄色の菜の花と可愛いピンクの桜のコントラストが見逃せない美しさ！春爛漫といった感じですね。
また、大海原を背景に咲き誇る桜並木など、フォトジェニックな風景が満載！一足早い春をぜひカメラにもおさめてみてくださいね。
写真：鮮やかなピンクの河津桜と菜の花の黄色いじゅうたんのコントラストが美しい
河津町では、2023年2月1日から2月28日まで、毎年恒例の「河津桜まつり」が開催されます。2023年は新型コロナウイルス感染症防止対策を行いながらの開催が予定されています。
エリア内には名木と呼ばれる木が6カ所にあります。見所は「河津桜の原木」。
河津は全国にある河津桜の発祥の地でもあります。名木と言われるだけあってなんとも趣のある佇まいの桜、日本の春を感じさせます。ぜひ満開の時期に見たいですよね。
健脚の方は、城山からの眺め、涅槃堂の見晴台、豊泉橋から上流にかけての眺めも穴場で、とても美しいそうですよ。
桜まつりの期間中は、18:00〜21:00、桜並木と名木のライトアップも行われます。川沿いの桜並木のライトアップが川面に映る様も華やか。昼間とは違った幻想的な桜も楽しみですね。
河津駅前の館橋より下流、峰温泉豊泉橋～踊り子温泉会館裏、そして名木のライトアップも実施されます。
川沿いには飲食店もたくさんあるため、お花見の合間に腹ごしらえをすることができそうです。
写真：河原で桜を眺めながら、のんびり過ごすのもおすすめ
華やかなピンクの桜に菜の花の黄色、そして青空のコントラストは気分を上げてくれそう。本格的な春はまだ先だけど、春色の景色の中で少しだけ季節を先取りしてみませんか。
(まとめ・文 ：mashiro 情報確認：2023年1月、編集：Vermiliおん）
