2021年3月1日、徳島県・祖谷渓（いやけい）にある「和の宿 ホテル祖谷温泉」に新たなスポットが登場、渓谷の上にあるケーブルカー駅に展望テラスが新設されました。また、館内大浴場がリニューアルされ、窓開閉式の斬新な展望風呂へと変身していますよ。
写真：新設の展望テラス「雲の上テラス」
写真：雲のかかった景色も壮大で幻想的
写真：ケーブルカーで谷底にある露天風呂を目指す
祖谷渓は日本三大秘境の一つといわれ、2021年2月、3年に一度の架け替えが終わったばかりの吊り橋「祖谷のかずら橋」で有名なV字渓谷。
写真：お分かりいただけるでしょうか……（山の中腹にホテルがあります）
その山の中腹にある「和の宿 ホテル祖谷温泉」は、ホテルの1階に大浴場、4階にフロントとケーブルカーの駅があり、そこから深い谷を下るケーブルカーに乗って、谷底にある源泉掛け流しの露天風呂へとアクセスできるようになっています。
写真：自噴の源泉が注がれる露天風呂
写真：日替わりで男女露天風呂が入れ替わる。こちらは「せせらぎの湯」
館内の大浴場といっても、渓谷の中腹にあるため、窓の外は見渡す限りの山に囲まれています。そんな展望風呂の窓を開閉式に改造！窓を開ければ内と外がつながる、斬新な半露天風呂へと変身しました。
写真：お湯が窓の外へと流れているように見える展望風呂
まるで山の中に浮かんでいるような、不思議な景色が楽しめそうですね。（※季節や天候により開閉。展望風呂は循環湯加温あり）
写真：”映え”の狙いすぎに注意！
さらに、ケーブルカー駅から祖谷渓に向かって突き出すように造られたのが新設の展望テラス「雲の上テラス」です。標高413mに位置する、祖谷渓随一の展望スポットが完成しました。目が眩むほどの高さから、四季折々の絶景が楽しめます。
この祖谷温泉は、海外でも注目され、「IyaValley」の象徴的施設として多くの旅行者が訪れているそうです。この露天風呂行きのケーブルカーは、高低差約170mを傾斜角42度で下ります。迫力のある乗り物として、大人から子供まで楽しめますよ。
写真：「乗り鉄」の人にも注目されるケーブルカーの一つ
そんなアクセスの先にある自噴の源泉が豊富に湧き出しているのです。旅好き・温泉好きなら、一度は行ってみたい秘境の温泉です。
写真：「日本秘湯を守る会」の宿
（まとめ・文：前田ゆかり、編集：hotspring727）
