日本の棚田百選にも選ばれている、鴨川市の大山千枚田。今年2021年も収穫の時期を終え、10月25日〜2022年1月10日まで、イルミネーションイベント「棚田のあかり」が開催されます。周辺には里山カフェや鴨川温泉郷などもあり、ゆったりと幻想的な景色を楽しむことができますよ。
写真：1万本のLEDが彩る景色
2007年に、里山の資源を有効に活用した観光誘致イベントとして、1000本の松明を設置し「幻想の大山千枚田」として2日間開催されたのが始まり。その後、回を重ねて2013年より「棚田のあかり」の名称で3000本の松明に加えてLED1万本を設置。
「棚田のあかり」の前に開催される「棚田の夜祭り」終了後、翌年1月上旬まで開催する今の形になったそうです。（松明は「棚田の夜祭り」のみ点火）※2021年は「棚田の夜祭り」（前夜祭）は中止となりました。「棚田のあかり」は開催
写真：美しく稲穂が実る棚田
さらに、2019年からは、10000本のLEDのうち、4000本を4色切り替えにし、橙・青・緑・紫と15分間毎に変化を楽しめるようになりました。回を重ねるごとに、より壮大な、美しいイベントとして盛り上がりを見せ、房総鴨川の秋から冬の風物詩となっているようですね。
写真：紫色の幻想的な景色
大山千枚田は、鴨川市の中でも、最も内陸に入った、山々に囲まれたところにあります。春夏秋冬の景色が美しいので、いつ訪れても良いですね。
写真：彼岸花と大山千枚田
また、千枚田のすぐ近くには里山風景とその環境を生かした棚田カフェ「ごんべい」があります。こちらを拠点として、のんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。
写真：干し柿の吊るされた日本の里山風景
写真：NPO法人大山千枚田保存会が運営するカフェ
少し足をのばせば、大山不動尊や高蔵神社などの見どころもありますよ。
写真：奈良時代からの歴史を誇る高蔵神社
写真：鴨川市長狭地区のイラストマップ
さらに鴨川市街方面へ下ると鴨川温泉郷、内房側へ抜けてもさまざまな温泉が目白押し。来年1月までのロングランイベントなので、行けそうなタイミングがあったらぜひ、出かけてみたいですね。
（まとめ・文：前田ゆかり、編集：hotspring727）
